ドイツで人生変わって帰ってきました

ドイツ、顔ヨガ、ゲーム、ボードゲーム、スピリチュアル

来て一か月経たずに入院…後編

来て一か月経たずに入院…前編

 

入院して3日経っても4日経っても退院できそうな気配はありませんでした。
息子は日に日に消耗していき、帰りたい帰りたいと泣くようになりました。看護師に聞いても医者に聞いてもわからない、わからないでこちらもいつまでこの生活に耐えればいいのかわかりません。
コロコロコミックもゲームも飽きてきた時、大部屋に移されました。
これがまた私たちを追い詰めます…

 

何故なら同室の、見た感じ13歳前後の男の子がまっっっっったく落ち着きがないのです。
常にテレビはつけっぱなし、5分もジッとしていられず、常に病室から出たり入ったりを繰り返し、夜中までウロウロします…
両親がお見舞いに来て、男の子はお母さんに甘えたいようだけどお母さんは面倒くさそうにして全然反応しません。お父さんは優しく話しかけても構ってほしいのはお母さんのよう…
彼もそういう事があってこの落ち着かなさなのかなーと思いましたが、こちらは夜中も眠れません。
主人がうるさいので個室に戻してほしい、とお願いしましたが私たちがいた部屋は新しい人が入り、他の部屋も空いていないらしくダメだと言われました。空いたら変えてあげる、と。
一応軽く注意してくれたようで男の子の行動は少しだけマシにはなりましたが、やっぱりストレスが溜まるくらいでした…

 

退院の前日(まだこの時、退院とはわかっていませんでしたが)、病室が空いたので本当に変えてくれました。
あ~面倒くさいから適当な事言われたんじゃなかったんだ~ドイツ人良い人~ってなりました笑
やっと落ち着ける~いや本当は退院さしてくれー!ですけど、とりあえずよかった…
しかし、あと何日ここにいないといけないんだろう…
毎日抗生物質を打たれ、点滴はつなぎっぱなし。息子はもう限界超えてる…

 

と思っていたら看護師が来て「便が出たら呼んでちょうだい。先生と見に来るから」と言われたので、出た時に呼びました。赤いものが入っていたので、これは何か言われそうだな~でもトマトめちゃ食べてるんだよね…と思っていたらやっぱり聞かれました。トマトだと伝えると「なるほどね」と。
「大丈夫そうだから明日退院していいよ」と言われました。

 

息子とやっとだー!と喜びました!(それでも今日帰りたいと散々言っていましたが…)

 

翌日、退院出来て一週間ぶりに家に帰ることができました。

 

この間、日本人学校でお知り合いになったばかりのお母さんに電話でいっぱい助けてもらったり、主人も結局下の子がいるので一週間お休みを貰ったり、いっぱい支えてもらいました。

 

息子も入院生活がキツかったことハッキリ覚えています。
そして今でも語り草になる、病院食。「これがkaltes Essen…!」と思いました。(ドイツ人は昼に温かい食事をしっかり食べて、夜は火を使わない簡単な食事で済ませることが多いそうです。合理的)
もっと消化の良いものとか、ハーブとか使った養生食はあると思うんですが、その病院では食事に気を付けないといけない訳ではない子には出なかっただけだと思います。

 

今思うとブログにも書けるし、レアな体験だったな~と笑えます。同じことするのは嫌ですけども。