ドイツで人生変わって帰ってきました

ドイツ、顔ヨガ、ゲーム、ボードゲーム、スピリチュアル

給料ストップ

息子を現地校から全日の日本人学校に変えた理由は他にもありました。

主人の働いていた会社が不安定だったためです。
業界では有名な会社で、後に働いている人は素晴らしいが経営陣がアホ、という評価がどこかでされていたのを見ました…

 

詳しくは省略しますが、某国のスタジオが傾き、こちらにも影響が出て給料が出なくなるという事態に渡独して二か月でりました。

一か月くらいの時に主人が「やたら人がいない。辞めてる気がする。有給なのか辞めてるのかわからない」と言っていました。そんなはずはないでしょう、と言っていたら…ホントに辞めてた笑

 

もう気が気じゃありません。
そんなにいっぱい貯金ある状態で行ってるわけじゃないし、子供たちの学費も住居費もいるし…
え、私たち半年も経たずに帰国…?親にも友達にもあんなに送り出してもらったのに…?
夫婦で泣きそうになりながらビビってました。しかし、そんなこと渡独時にはわからないし…もしかして、息子のインターの学費出すって言ってたのに出なくなったのはそのせいか?

息子の小学校

 

しかし、今はどうしようもないし、もし万が一今の会社が潰れたとしても、どこかには入れるはず!ドイツにもフランスにもいい会社はある!どうしてもだめだったら前の日本の会社にも「帰ってきてくれていいよ!歓迎するから!」と言われてるし…

 

会社はその間に切り売りして資金を作り、当面2~3年の給料は大丈夫!と言っていたので、現状のまま静観することになりました。ただし、もう一度給料が滞ったら転職をしようということに。

 

時は過ぎ2年半ほど経ち、息子は日本人学校で、娘もインターの幼稚園でエンジョイしている中、ある日主人が「…給料振り込まれてない…」と帰ってきました。
人間、えらいもので一度経験したら肝が据わるのか、2年半の間にドイツ人に揉まれたからか、自分でもびっくりするくらい動じませんでした。
「あっそ、とうとう来たか」
くらいのものでした。

 

そこから主人と日本に帰るのか、他の国に行くのか話し合いました。私は海外生活が思いの外楽しく、水が合い、海外で暮らすことを希望しましたが、主人は日本食の恋しさと子供たち、特に息子の進学の事を考えると日本の方がいいと日本の会社に履歴書を送りました。仕事をするのは彼なので私に選択の余地はなかったです。

 

どうなるのかわからないので子供達には言えませんでした。日本に面接に行くときも私の実家が近かったのですが、「日本に帰ってくるの!?孫に存分に会える!」と両親に期待させてダメだったら可哀想なのでホテルを取りました。
子供たちへの日本土産の理由は「会社が日本に事業拡大しようとしているから日本人として関わることに~」みたいな事を言ってましたね。

 

採用通知を頂いたときは二人で喜びましたが、子供には期待させて早く帰りたい!となって周りの子に言いふらしたりしたらまずいのでまだ内緒です。
日本人学校にも連絡をして、時期を決めてから言いました。
もちろん大喜び。
それからは周りのお友達に言って、色んな人と食事に行ったり、連絡先交換したり、子供を遊ばせたり、バーベキューしてもらったり、お礼の手紙作ったり、大変だったけど楽しかったなぁ…
手続等の関係で夏休み直前に帰ることになってしまいましたが、スーツケースに余裕ができたのをいいことに、私は帰国前日にまでLIEBES KINDのバッグと子供たちの靴を3足も買ってしまいました笑

 

靴屋のキャンペーンで防水スプレーをくれるといったんですが、スーツケースに余計なものを入れたくないので「要らない」と言ったら変な顔をされました。「明日フライトだから要らないの」「わかってる。スーツケースに入れればいいじゃん」「荷物いっぱいなの。貴方のご厚意は感謝するけど、他の人にあげてください」とこんなに流暢には言えてませんがたどたどしく押し問答したらしぶしぶ諦めてくれました。
ハッキリ断れるようになった自分を褒めたいです笑