ドイツで人生変わって帰ってきました

ドイツ、顔ヨガ、ゲーム、ボードゲーム、スピリチュアル

危うく生き別れ

まだカンパニーアパートメントに住んでいて新しい住居を探していた時の事。


元主人の会社帰りに見に行くことになり、チビ達二人を連れて地下鉄に乗っていました。
一度乗換をして、元主人の会社の最寄り駅に行く予定でした。

 

乗換駅のホームで。
息子は歩きで、娘はベビーカーに乗せていました。ホームに来た電車は帰宅ラッシュで少々混んでいました。車両のボタンを押し、扉を開け(ボタンを押したら開くタイプ)、息子を先に乗せました。私もベビーカーと乗ろうとした時、何故か扉が閉まったんです!
娘が扉に挟まれたら危ないと思い、ベビーカーを引いたら完全に締まり、扉もボタンを押しても反応しなくなりました。


「おかあさん!」


車内から叫ぶ息子。息子の隣の若い男性が中からボタンを押して開けようとしてくれたんですが、開きません。
…どうしよう!このまま息子が乗って行ったら…どこに言えば、どこに行けばいいんだろう!

 

「こっちよ!!」
隣のドアから乗った女性が扉を開けながら私に恐らくそのように声をかけてくれました。(まだ全くドイツ語がわからず、夢中でハッキリ覚えていませんが、とにかく私に声をかけてくれました)

 

他の方々も協力してスペースを空けてくれ、ベビーカーが乗れるようにし、扉を抑えてくれていました。(ドイツの電車は軽い力で扉を簡単に開けていられる)
車内では皆が息子が通れるように道を開けてくれました。

 

「おかあさん!おかあさん!」
私にしがみつく息子。

 

その瞬間「Oh…!」という安堵の声が社内全体から聞こえました。(アメリカの番組で入っている観客の声みたいな)
私の目の前にいたおばあさまが「Ich bin froh!(ホッとしたわ)」と言われました。(frohが嬉しいとかホッとしたみたいな意味なのはたまたま知っていた)
私は「Danke!!Danke schoen!!(ありがとうございます!)」しかおばあさまと周りの方に言えなかったです。

 

後で息子に聞いたら傍に日本人の方がたまたま居たらしく「大丈夫大丈夫!」と慰めてくださったそうです。その時もどなたなのか全くわからなかったんですが、その日本人の方にも、ドイツ人にも感謝しかありませんでした。

 

まだ渡独して2か月とかしか経ってないのに不測の事態起こりすぎ…